「猫は3日で恩を忘れる」
と言いますが、実際のところ猫の記憶力ってどうなんでしょう?
今回は、猫の記憶力の秘密と、猫が忘れない6つの記憶について解説します!
猫の記憶力って実は…
・短期記憶力が高い
短期記憶というのは、レジで支払うときの金額や、瞬間的に電話番号を覚えることなどで、人間では平均で30秒ほど持続すると言われます。
それが猫の場合、餌を使ったある実験ではなんと10分以上記憶できたとか!
人間の20倍とは、、、すごいですね!
・興味がないことは覚えない
ところが猫は、興味のないものに対しての記憶力は低いそうです。
餌を使った実験では10分持続した記憶力も、餌を使わなければ10秒しか持続しなかったとか。
無関心なものは覚える気すらないとは、なんともマイペースな猫らしいですね。
・長期記憶もできる
長期記憶とは、短期的な記憶を反復して頭に定着させることです。
猫も興味のあることや印象的な出来事は、長時間しっかりと忘れず記憶しているそうです。
では、猫が忘れない記憶とは、いったいどんなものでしょうか?
猫が忘れない6つの記憶
①飼い主のこと
猫は長く一緒に過ごした人間のことを、2~3年であれば覚えています。
3年以上になると記憶がおぼろげになるそうですが、毎日会っていなくても時々会っていれば、なかなか忘れないようです。
ですので、数日程度家を空けたくらいでは忘れないということですね。
「3日で忘れる」
なんてことはありませんよ。
②ごはんのこと
ごはんに関することは驚きの記憶力です。
命に係わる大切なことなので、本能的に覚えられるんですね。
フードのパッケージを開ける音や入っている場所を、本当によく知っていますよね。
「ごはん」という言葉を覚えて、催促するように「ごは~ん」と鳴く子もいますよ。
③子猫時代の経験
猫は生後2~7週間の社会化期の経験はよく覚えています。
これは社会と接することで様々な情報を記憶する時期で、この時期の記憶がその後に影響を与えます。
そのためこの時期に多くの人や動物と触れ合い、愛情深く接すればフレンドリーな性格の猫になります。
④怖いことや危険なこと
楽しいことよりも「怖かった」「驚いた」「痛かった」といった記憶をよく覚えています。
人間にいじめられた記憶があれば人間を恐れ、病院で嫌な思いをすれば病院を嫌がります。
これは自然界において危険を回避するための名残でもあります。
猫にできるだけ嫌な思いをさせず、穏やかな生活をおくらせてあげたいものですね。
⑤人間のすること
飼い猫は人間のすることを見て覚えるので、例えば、ドアを開けたり引き戸を開けたりする猫は、人間の行動をよく見てまねています。
⑥なわばり
猫は自分のなわばりを、頭の中で地図のように記憶できるそうです。
そのため帰巣本能もありますが、室内飼いの猫の場合は弱いので、うっかり外に出てしまったら家の近くに数時間隠れるとか。
その場合はできるだけ早く家の近くを探しましょう。
まとめ
猫は記憶力が良いことがお分かりになりましたでしょうか。
猫は芸をしないため、記憶力が良くないと思われがちですが、自由な猫たちは、自分が興味のないことや関係のないことを覚える気がさらさらないということです。
自分にとって有益であれば、きちんと覚えていますよ。
※動画はこちら👇です
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