寒さが本格的になる季節。
猫が寒さで体調を崩さないか、心配になりますよね。
猫の「寒いよ!」のサインを知っておけば、対策もとれるはずです。
さっそくチェックしてみましょう!
猫が寒いときに見せる行動
①体を丸める
猫は寒いと感じると、丸くなって眠ります。
この体勢は、「アンモニャイト」とも呼ばれていますね。
では、なぜ寒いと体を丸めるのでしょうか?
それは、外気に触れる体の表面積を減らし、熱が逃げていくのを少しでも防ぐためです。
また、うずくまって寝ることで、自分の体に息を吹きかけて温めてもいます。
逆に、熱いときはお腹を出して寝る姿がよく見られますね。
②寝ている時間がいつもより長い
猫は寒くなると、余計な体力を使わないように、寝て過ごすことが多くなり、運動量が減ります。
寒いから動くのがおっくう、という理由だけでなく、カロリーの消費量を抑えて、脂肪を減らさないようにしているとか。
そんな効率的な理由があったなんて…!
寒くて動かないなんてナマケモノだ、なんて思っちゃだめですね。
③水をあまり飲まなくなる
猫が水を飲まなくなるのは、寒いときの典型的な行動です。
理由としては2つ考えられ、
一つ目は、寒くなるとじっとしていることが増え、喉が渇かなくなるから。
二つ目は、水を飲むと体温が下がるからです。
ただし、冬は暖房などでただでさえ乾燥しているので、水を飲まないと脱水症状やその他の病気などを引き起こす懸念もあります。
水分の多いウェットフードをあげるなど、水分を摂ってもらう工夫が必要ですね。
④なんでもないときに毛を逆立てる
猫が怒っているときやびっくりしたときに、毛を逆立てているのを見たことがあると思いますが、実はこれ、寒いときにもするんです。
怒っているときには、背中の毛を逆立てるように膨らませていますが、寒いときは全体的に膨らんでいます。
こうすることで毛と毛の間に空気の層を作り、体温を逃さないようにしているとか。
⑤人にくっついて離れない
猫は寒いと人にくっついて暖を取ろうとすることもあります。
飼い主が寝ている布団にもぐりこんだり、人の膝の上に長時間陣取ったり、用事があるのに動けなくなっても、足がしびれてきても、かわいいのでがまんがまん 笑
⑥もぐりこむ
猫は、自分で暖かい場所を探すのが得意です。
毛布やフリース、飼い主の上着やこたつの中など、暖かくて居心地の良い場所を見つけたら、潜りこんで出てこなくなることも…。
⑦窓やドアから離れる
窓やドアのそばは、外から冷気が入ってくるため、冬場は冷えやすいです。
日向ぼっこが好きなはずの猫が窓際に近寄らず、家の奥の方から動きたがらないときは、寒いと思っている証拠ですね。
冬は、窓際にベッドを置くのも避けた方が良さそうです。
⑧暖房器具から離れない
部屋の室温が低いと、ヒーターなどの前に陣取って、じっとしているときがあります。
ですが、暖房器具に近づきすぎたり、長時間居すぎたりすると、やけどをするリスクもあります。
室温を適温に保つなど、暖房器具以外にも配慮してあげると良いですね。
⑨猫団子になる
多頭飼いの場合は、何匹かの猫が丸まって寄り添い、団子のように寝ている様子が見られます。
これは、猫同士の体温で温め合って、寒さをしのいでいるんですね。
猫の色や柄によってお団子の味も想像してしまいますね。
この子たちは「おはぎ」と「みたらし」かな。
猫にとって快適な温度と湿度
では、猫にとって快適な温度と湿度とは、いったいどれくらいでしょうか?
毛皮を持たない人間の適温は、冬の部屋着を着た状態で20℃前後ですが、猫は25℃前後が適温と言われます。
人間が少し暑いと感じるくらいが、猫にとってちょうど良いようです。
また、猫に心地よく過ごしてもらうためには、温度だけでなく湿度にも気を配る必要があります。
猫にとって最適な湿度は、50~60%となっています。
いくら部屋を暖めても、湿度が低いと台頭を崩しやすくなりますし、部屋が乾燥しすぎると脱水症状を引き起こす可能性もありますので、いつでも新鮮な水が飲めるように気をつけておきたいですね。
猫の寒いときのサインは、築かずに放っておくと病気に繋がったり、逆に暖め過ぎると低温やけどに繋がったりすることがあります。
そのため、猫の寒さ対策には注意する点があります。
詳しい対策方法については、こちら👇の記事でご紹介しています。
特に子猫や老猫などは寒さに弱いので、寒そうなしぐさや行動をしていないか、しっかり観察し、猫にとってストレスフリーな環境を用意してあげたいものですね。
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