我が家のシャムミックス猫「かれん」は、
👆こんな風にいつもくねくねしていて、とても愛嬌のある猫です。笑
今回は、そんな独特の存在感を放つシャムミックス猫とは、いったいどんな猫なのか解説します。
シャムミックス猫の特徴
シャムミックス猫の最も大きな特徴は毛色がポイントカラーであることです。
「ポインテッド」とも言い、顔や手足・両耳・しっぽに濃い色がつきます。
最も多い色は黒に近いこげ茶で、
薄い色や青みがかったグレーなどもあります。
そしてこの毛色は、「サイアミーズ遺伝子」というシャム系の猫特有の遺伝により、温度が低いほどメラニン色素が強く出て発色し、温度が高いほどメラニン色素が抑えられ白っぽくなります。
つまり、色の濃い顔や手足・しっぽなどは体温が低いということになります。
さらに、同じ猫でも気温の低い冬は色が濃く、気温の高い夏は色が薄くなります。
こんなに黒っぽくなる子もいるようです。
そして子猫の時は、母親の胎内で温められていたので毛色は白っぽく、成長するにつれて色が濃くなります。
かれんの場合は生後3ヶ月→1年でこれだけ変化しました。
同じ猫でも色の変化が見られるなんて、面白いですね!
それから瞳の色は、毛色と同様、体温が高い部分で色素を作らないことから、温度の高い瞳も色素が作られません。そのため、ブルーの瞳になります。
雑種ではないシャムミックスもいる
シャムミックスとはシャム猫の血を引く猫の総称ですが、実は「かれん」のような雑種だけではなく、品種として確立したミックス猫もいます。
というのもシャム猫は700年近くの歴史があるため、その長い歴史の中で新たな品種へと派生し、定着していったのです。
その種類は12種類にも及ぶと言われ、
オリエンタルや
ヒマラヤン、
バーミーズなどが有名です。
シャム猫といえば短毛のイメージですが、長毛種もいるんですね。
雑種のシャムミックスとは
雑種のシャムミックスは、シャムのポイントカラーの部分に色々な模様が混ざっていることがあります。
それはブチ柄だったり、
ハチワレだったり、
サビだったりします。
そして我が家のかれんはトラ柄が混ざっており、シャムトラとも呼ばれます。
かれんの場合はキジトラが混ざったような色ですが、
茶トラっぽい色のシャムトラや、
サバトラっぽい色のシャムトラもいて、
長毛のシャムトラもいます。
このように、混ざった猫種により柄も多種多様で、1匹として同じ柄はありません。
まさに一期一会の出会いと言えますね。
シャムミックスの性格
シャム以外の混ざった猫種の性格が強く出る場合や、育った環境にも影響されますので一概には言えませんが、一般的に言われるシャムミックスの性格は、
・活発で遊び好き
・よく鳴き声も大きい
・甘えん坊なのに気難しい一面も
・一度懐けば犬っぽく飼い主に忠誠を尽くす
そんな面白い個性を持っています。
我が家のかれんもまさにそんな感じの性格で、やんちゃでわがままでお調子者です(笑)
なぜ雑種のシャムミックスが存在するのか?
シャム猫は純血種ですので、昔はシャム猫のような野良猫は見かけませんでしたが、現在ではそれほど珍しくありません。
それはかつて猫を放し飼いするのが一般的だったころ、純血種のシャム猫が外で繁殖をし日本猫との交配が進みました。
そしてシャム柄になる遺伝子を持つ野良猫が存在するようになったのです。
またシャム猫は非常に繁殖力が高いこともシャム系の雑種が増えた一因となっています。
そのため魅力的なシャムミックス猫を迎えたければ、保護猫の里親募集サイトなどで探すのがおすすめです。
シャムミックスは元気で遊び好きなタイプが多いので、子どもがいる賑やかな家庭にも合うかもしれませんね。
※動画はこちら👇
コメント