さっきまで嬉しそうにしていた猫は、急にガブッと咬んでくるのって何なんでしょう?
今回は、猫が咬む理由をきちんと理解し、噛み癖がエスカレートしない対処法まで解説します。
猫が噛む7つの理由
①嫌なことをされた
怒りや恐怖を感じたとき、本気で止めてほしいときに噛みます。
我が家の猫、かれんは爪を切られるときやお腹を触られたときによく噛みますね💦
噛むのはイヤイヤのサインなんですね。
また、病気やケガで痛い部分を触られるなど、痛いときに突発的に咬む場合もあります。
猫は体調不良を隠す習性があるため、そんなときは様子をよく観察しましょう。
②狩猟本能が刺激された
動いているものを見ると、捕まえたい本能が刺激され、噛んでしまうことがあります。
そのため、猫と遊ぶときはおもちゃを使い、手にはじゃれつかせないようにしましょう。
もし手で遊んでしまうと、手をガブッとやられてしまいます。
エスカレートすると、手をおもちゃと思ってしまい、噛んでも良いものと勘違いさせてしまいます。
③八つ当たり
猫はストレスを感じると、無関係の人やモノに当たってイライラを解消しようとします。
自分の欲求が満たされないと、身近にあるもののせいだと考え、それに噛みつくのです。
④撫でられるのが嫌になった
自分から甘えてすり寄ってきたにも関わらず、急に豹変して噛みつき、猫キックをすることはありませんか?
これは、長時間なで続けたり、なでるタイミングや部位によって、嫌がって噛んでいます。
お腹や足先を触られるのが嫌な子は多いですね。
イカ耳になったり、しっぽをパタパタさせていれば、嫌がっているサインなので撫でるのを止めましょう。
⑤歯がムズムズする
生後3~6ヶ月の子猫が甘噛みするなら、歯の生え変わりで歯茎がむずがゆくなり、身近なものをガジガジと噛んで歯固めをしようとしています。
人の手を噛まないよう、噛んでもいいおもちゃなどを与えてあげましょう。
⑥甘えたい
猫とスキンシップをとっているとき、軽く噛むのは甘えたいサインです。
これは、猫が母猫に対してよくする行動で、母猫のように世話をする飼い主に、甘えているのかもしれません。
⑦発情期
未去勢のオス猫が噛む場合は、発情期にオス猫がメス猫の首を加えて動きを止めようとする、「グリップ」という行動かもしれません。
ちなみにこの子たち👆はメス同士…笑
このとき、人や家具に噛みつくこともあります。
しつけで止めさせることはできませんが、去勢をするとしなくなるそうです。
猫の噛み癖対処法
①毅然と「痛い」と伝える
噛まれるたびに「ダメ」や「痛い」などと、少し大きめの声で伝え、噛むのはいけないことだと教えてあげましょう。
そのとき、叩く・怒鳴るなどの、恐怖感を与えるしつけをするのは、信頼関係を失うのでやめてくださいね。
②噛まれた手をグッと押す
猫に手を噛まれたら、引かずにグッとそのまま口の中に押し込みましょう。
猫はそれ以上強く噛めなくなり、噛んだ手を離します。
ただし、押し込む力加減には気をつけましょうね。
③噛まれる前に引く
猫が噛む前は、瞳孔が開く、しっぽをパタパタ振るなど、前兆が見られます。
サインを見逃さず、噛まれる前に手を引けるといいですね。
④噛むおもちゃを与える
ゴムや布製のおもちゃを用意し、手を噛まれたら素早くおもちゃにすり替えましょう。
そうすることで、猫の噛みたい欲求を、上手に発散できるようにしてあげられます。
動画で観る
今回の猫が噛む理由と対処法が、お役に立てましたら幸いです。
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