猫とのお別れの日…。
考えたくないですが、いつかその日は訪れます。
そのときになって後悔しないためにも、今回は、お別れが近い猫の行動をご紹介します。
死期が迫った猫の行動
①甘える、わがままになる
お別れが身近に迫っている猫の甘え方はとても独特で、飼い主の姿が見えなくなると、不安そうに探すようなそぶりを見せます。
これは、ただならぬ事態に強い不安を抱いているのです。
仕事に行くとき、今まではすんなり離れてくれたのに、今日はしがみついて離れない…。
「どうしちゃったの?」と違和感を覚えるような頑固さを発揮します。
今日だけでいいから、そばにいてほしい。
そんな強い気持ちがうかがえますね。
いつもと違うしぐさや見つめ方で甘えてくる、不思議な行動が見られます。
②よく鳴く
死期が迫るとよく鳴くのは、不安な気持ちが大きいからではないかと考えられます。
なぜなら、猫が動くことができない場合、飼い主を追うことも探すこともできません。
そのため、飼い主の姿が見えなかったり、気配が感じ取れないと、鳴いて訴えることが多くなるようです。
いつもは小さな声でしか鳴かない猫や、あまり甘えないクールな性格の猫が、急に大きな声で鳴いたり、部屋を出ていく飼い主を呼び戻すように鳴き続けることもあります。
③いつもと座り方が違う
例えば、いつもはお腹を見せて寝転んでいる猫が、急に香箱座りをしてじっとしていることが多くなったら、かなり体調が悪くなっているサインの可能性があります。
香箱座りは、体調の悪いところを圧迫しない座り方ですので、リラックスしているときだけでなく、体調の悪いときにも見られるのです。
いつもと明らかに違う座り方ならば、かなり体調が思わしくないかもしれませんので、注意が必要です。
④触られることを嫌がる
普段は喜んで撫でられるような猫も、体調が悪くなると、痛みや苦しさにより身体に触られることを嫌がるようになります。
苦しんでいる猫を撫で、不安を少なくしてあげたいですよね。
ですが、触らないでそっとしておいてほしいこともあるようです。
そんなときは無理に撫でたりせず、静かにそばで見守ってあげるのが良いでしょう。
⑤突然元気になる
別れの直前、これまで身動きすら取れなかった猫が、突然元気になることがあります。
まるで奇跡が起きたようで嬉しくなりますが、実はそうではありません。
これは、他の動物でもみられる現象で、なぜパワーがみなぎるのか、理屈では説明できないのです。
例えば、身体が弱り、食事をしようとしなかった猫が、亡くなる直前に急に食べ物や飲み物を口にしたという話もあります。
理由ははっきりしませんが、まるで愛する人に気遣っているようですよね。
これはおそらく、家族と楽しく過ごす最後の機会を与えられているのではないでしょうか?
「エンジェルタイム」
そんな風に表現されるこの時間を大切にしたいですね。
⑥ゴロゴロ鳴くことが増える
通常は、猫がゴロゴロ鳴くと、嬉しい気持ちを表現していますよね。
しかし、逆に猫が苦しいときも、飼い主に伝えようとゴロゴロ鳴くことがあります。
普段あまりゴロゴロ甘えない猫が、ゴロゴロ喉を鳴らすようになったら、かなり具合が悪いかもしれません。
⑦隠れる場所を探す
死期を悟った猫が行方をくらましたり、どこかに隠れてしまうという通説がありますが、これは実際にあることのようです。
家猫の場合は、押し入れや家具の下に隠れてしまうことがあります。
それは、旅立つ姿を人に見せたくないということではありません。
最後の最後まで生きようと、身を潜めているのです。
弱った体では、いつ敵に襲われるか分からないので、とりあえず安全そうな場所で、じっと耐えているのです。
これは、猫の本能ですので、ひとりで最期を迎えたいと誤解せず、優しく声をかけてあげたいですね。
まとめ・・・動画で観る
今回紹介した行動すべてが、そのままお別れにつながるとは限りませんので、病院に行って獣医さんから何も言われていなければ、心配しすぎないようにしましょう。
しかし、体調不良のサインの場合もありますので、見逃してはいけません。
猫の苦しいサインに気づいてあげ、貴重な時間をムダにしたくないですね。
※動画はこちらです
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