年々延びていると言われる猫の寿命。
今回は「長生きする猫」にはどんな特徴があるのか、あらゆる角度から探ってみます!
猫の平均寿命は何歳?
2021年末時点で発表された調査結果によると、猫の平均寿命は15.66歳となっています。
これは人間換算で約78歳に相当します。
ちなみに10年前の猫の平均寿命は14.39歳でしたので、10年で約1.3歳延びています。
もちろん、猫の平均寿命は個体差がありますが、健康を保つ環境と条件が整えばかなり長生きをする可能性があるということです。
では、長生きをする猫の特徴とは何なのでしょうか?
また10年で寿命が延びた理由も探ってみましょう。
長生きをする猫の特徴
①雑種
日本で飼育されている猫種の中で最も平均寿命が長いのは、混血種と日本猫でした。
一般的に特有の病気を持ちやすい純血種より、様々な遺伝子が混ざった雑種の方が免疫力が高く、体が丈夫と言われています。
また、日本猫は日本の気候風土に合っており、環境に適応しやすいことが考えられます。
②メス
メスの方がオスより平均寿命が1歳程度長い、というデータがあります。
根本的な理由は分かりませんが、なりやすい病気の雌雄での違いや、基礎代謝がオスよりメスの方が少ないので、一生で使用するエネルギーをメスの方がより長く使えるという説があります。
いずれにせよ、女性の方が長生きする傾向は人間と同じですね。
ちなみにですが我が家のかれんともみじは雑種の女の子です。
③子猫のとき活発だった
子猫時代に活発でいたずら好き、そして食いしん坊だった猫は長生きする可能性が高いというデータがあるそうです。
大人になるにつれ性格は変わるため、あくまで子猫時代の性格だそうです。
④室内飼い
2021年の調査結果では、室内飼いの猫の平均寿命は16.22歳であるのに対し、外飼いの猫の平均寿命は13.75歳と2.5歳近く差が開いています。
これは、室内にいることで感染症をもらってしまうリスクが減り、交通事故に遭うこともなくなり、他の動物から狙われることもないため、寿命を全うしやすいのでしょう。
⑤黒白の柄
白黒柄の猫は生命力が強いという説があります。
それは、白黒色が遺伝子的に猫の毛色に現れやすく、隔離されたところで猫を自由にさせると白黒の猫が増えるそうです。
そういった意味で、白黒は生命力が強いと思われているとか。
⑥自然界ではキジトラ柄
一方、自然界では保護色であるキジトラが長生きの柄です。
茶色の砂地が多い場所では、敵から見つかる危険の少ない茶色猫が生き延びやすいと考えられています。
その強いキジトラの遺伝子が後世に伝えられ、増えていくのだとか。
ちなみに人間と関わる時間が増えるにつれ白い毛が多くなり、キジトラ白が生まれたそうです。
猫の平均寿命が延びている理由
長生きする猫の特徴から、猫の平均寿命が延びているのは、雑種の保護猫を迎え入れることが一般的になったことも原因の一つとして考えられます。
また、完全室内飼いをするおうちが増えたことも一因ではないでしょうか。
さらに飼い主の意識も高まり、良質なフードが与えられ、定期的に健康診断を受けられる猫たちも増えているようです。
猫の寿命を決めるのは品種やもともとの体質だけではありません。
できるだけ長生きしてもらうために、
よく水を飲み、
安全なフードを食べ、
猫たちが安心して楽しく過ごせるような
ストレスの少ない生活を意識したいですね。
コメント