猫と仲良くなるコツ☆猫が喜ぶ撫で方と嫌がる触り方を部位別に解説【動画あり】

猫との暮らし

猫を撫でるのは至福のひとときですよね。
ところが、あまりわしゃわしゃ撫でていると、かえって猫が不快に感じることもあるようです。

今回は、猫をメロメロにする撫で方や嫌がる触り方、そして猫を撫でることの効果についてご紹介します。

猫を撫でるときに気をつけたいポイント

①タイミング

猫の体を触りやすいタイミングは、猫の方から近寄ってきたときです。
猫にも構ってほしいときがあり、そんなときは自ら近づいてきてくれますので、絶好のチャンスです。
また、ゴロンと横になってリラックスしているときも、比較的触りやすいです。

反対に、猫の機嫌が悪いときや、気が立っているときは、無理に触ろうとせず、そっとしておいてあげるのが一番です。
耳を伏せていたり、しっぽをパタパタさせていたり、毛が逆立っていたりするときは、必要以上に構ってしまうと攻撃されることもありますので、注意したいですね。

②いきなり撫でない

いきなり頭から撫でようとすると怖がらせてしまうので、視界から外れた背中から撫でるようにします。

臆病な子や初対面に近い子の場合は、ビックリさせないようにまず手のニオイを嗅いでもらい、危険なものでないことを認識してもらってから触り始めるのが良いでしょう。
そして、姿勢は低くし、猫と同じ高さからそっと撫でてあげる方が安心します。

③毛に沿って撫でる

猫の毛は、皮膚を守るために重要な役割を果たしており、全身を保護している毛が逆さになってしまうことは、猫にとってとても不快で不安なことです。
そのため、ほとんどの猫は、毛を逆なでされるのが嫌いです。

毛並みに沿って優しく撫でてあげた方が喜びますよ。

④指の腹で撫でる

猫を撫でるときは、手のひらのほかに、指の腹を使ってなめらかに撫でましょう。
力を入れ過ぎず、まるで他の猫がグルーミングをしているような、そんなイメージが猫の喜ぶ撫で方です。

⑤長時間触りすぎない

個体差はありますが、猫は長時間にわたってベタベタ触られるのがあまり好きではありません。
体が少しこわばってきたり、細めていた目がぱっちりと開いてきたり、しっぽをパタパタと早く動かし始めたり…。
そんな変化が見られたら、そろそろ止めてほしいと思っているサインですので、触るのを止めてあげてくださいね。

⑥猫が喜ぶ部位を知る

猫が撫でられて嬉しい場所は、猫によって差があるのですが、触られて喜ぶ部位を撫でてあげれば、猫はうっとりとろけたような表情をしますね。

それでは、猫が喜ぶポイントとはどこなのでしょうか?

猫が撫でられて嬉しい場所と撫で方

①あごの下

あごの下は、猫が自分でグルーミングができない場所です。
そのうえ、あごの下には臭腺があり、汚れや皮脂がたまりやすく、むずがゆくなりやすいのだとか。
そのため、あごの下を掻くように撫でてあげると喜んでくれますよ。

また、猫はこの臭腺をこすりつけることで、マーキングをする習性があります。
つまり、猫にとってあごの下を撫でられることは、自分のニオイを相手につけることにもなり、気持ち良さとともに安心感も得られるのです。

撫で方は、手を「熊の手」のようにして、痒い所を掻いてあげるようにするのがポイントで、毛並みに沿って口の下から喉の方へ優しく撫でるのが良いそうですよ。

②首まわり

首まわりも自分でグルーミングできないため、撫でられると喜ぶ猫が多いようです。

また、猫も人間と同じように、首から肩まわりがこりやすいと言われています。
マッサージすることによって、気持ち良さそうにする姿が見られますよ。

撫で方のポイントは、首まわりを軽くカリカリと掻くようにすること。
さらに、肩甲骨の間に指を入れて、くるくると円を描いてマッサージするのもおすすめです。

③しっぽの付け根

猫が撫でられると喜ぶことが多いと言われるのが、お尻です。
お尻というより、しっぽの付け根ですが、ここはフェロモンを出す分泌腺にツボや神経が集中しているため、撫でるとマッサージ効果が期待できます。

特にメス猫が喜ぶ傾向にあるようで、お尻をただ撫でるだけでなく、しっぽの付け根をポンポンと軽く叩いてあげます。
叩き方としては、一定のリズムで叩くように意識しましょう。
これでしっぽをピンと立てて喜ぶ猫もいますよ。

ちなみに、これを嫌がる猫もいるそうですので、初めて触る場合は、猫の反応を見ながら慎重に行った方が良さそうですね。

④顔

顔も、猫がグルーミングをするのが難しい場所です。
猫が膝の上に乗ってきたときなどに、鼻筋からおでこへと毛並みに沿ってゆっくりと撫でてあげるのがポイントです。
口元から耳のラインは、左右両方を一度に引っ張り上げるように撫でます。

猫が触られたくない場所

①お腹

猫にとってお腹は急所ですので、触られると嫌がることは多いです。
お腹は内臓が詰まっており、背中のように骨で守られていません。
ですので、身を守ろうとする本能から、お腹は触れさせまいとする猫が多いのです。

猫のお腹はモフモフとしており、つい触りたくなってしまいますが、我慢しましょう。

②足先や肉球

猫にとって足は、身を守るために重要な場所です。
特に後ろ足は敏感な部分でもあるため、触られることを嫌がる猫が少なくありません。

触るのは、爪を切るときくらいにしておきましょうね。

③しっぽ

猫のしっぽには、尾骨神経という太い神経が通っています。
この神経のおかげで、しっぽの先までしなやかに動かせるのですが、これが骨盤や下腹の大切な器官につながっており、とても敏感です。
そのため、触られると嫌がる場合が多いのです。

さらに、しっぽはバランスをとるために重要な部分で、急所の一つでもあるので、触られると不安を感じるようです。

猫を撫でることの効果

①猫との絆が深まる

猫にとって、人の手はお母さんの舌と同じような感覚だそうで、人に撫でられると、お母さんに毛づくろいしてもらっているように感じるのだとか。

撫でることで猫からの信頼を得て、猫との距離を縮めることができるのですね。

②猫と人、お互いの幸福度が高まる

猫と人との間に信頼関係があるとき、人に撫でられた猫から、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
これは、人にも当てはまり、猫に愛情を感じ、触れあうことで、オキシトシンが分泌し、幸せな気持ちになることができるのです。

猫を撫でてコミュニケーションをとれば、お互いに幸福度が高まる効果が期待できるのですね。

③健康チェックができる

毎日猫の体に触ることで、しこりやお腹の張り、抜け毛や傷の有無といった、体調の異変に気づくことができるかもしれません。

猫に触れることで早めに異変に気づき、健康維持に役立てましょう。

④お手入れがスムーズになる

ブラッシングや爪切りなどのお手入れは、猫を触らないとできません。
猫が触られることに慣れていれば、こうしたお手入れもスムーズです。
例えば耳を触られ慣れている場合、耳掃除も嫌がらずにさせてくれるかもしれません。

まとめ

猫の喜ぶ撫で方ができたなら、猫もきっと幸せになれるでしょう。
そしてそれは、私たちの喜びと幸せにもつながっているんですね!

猫の撫で方や触り方を動画で観る

コメント

タイトルとURLをコピーしました