猫がこんな行動をしてきたら、喜んでいるように見えて実は怒っている!
どんな行動なのか、さっそくチェックしてみましょう。
猫が喜んでいるように見えて実は怒っている行動
①しっぽを振る
犬がしっぽをブンブン振っていれば、とても喜んでいるサインですよね。
てっきり猫もそうなのかと思ってしまいますが、実は、猫はその逆なのです。
猫がブンブンバタバタと音が聞こえてきそうなくらいしっぽを速く動かしていれば、機嫌がよくなかったり、戦う相手を見つけたところだったりします。
こういうときに、無理に触ったり構ったりすると、突然「ガブリ!」とやられてしまうこともありますので、そっとしておいてあげましょうね。
②ヒゲがうしろに倒れる
猫のヒゲが、ピッタリと顔にくっつき後ろを向いていたら、怖いときや驚いたとき、警戒しているときの合図です。
インターフォンや掃除機の音、家族のクシャミに驚いたときなどによく見られます。
そのような音が嫌いな猫は、音が出そうだと感じ取っただけで、ヒゲが後ろを向くことがありますよ。
そんなときは、「嫌な気持ちになっているんだな」と察してあげましょうね。
ちなみに食事のときもヒゲは後ろを向きますが、これは、ヒゲがお皿に当たらないようにしているだけで、食事を警戒しているわけではありませんよ。
③低い声でミャーオと鳴く
猫が低い声で「ンニャーオ」「アオーン」などと鳴き続けていることはありませんか?
これは、不満や不安があるときに出す声です。
「飼い主はどこ?」「ひとりにしないで」「かまって」「外に出して」「お腹空いた」といった要求をアピールしています。
鳴き声が強くなってきても、ぐっとこらえて無視しましょう。
猫は、そうやって飼い主の反応を見ているのです。
全ての鳴き声にこたえていると、鳴けば要求を聞いてくれると学習してしまい、鳴きグセがついてしまいます。
④耳をうしろに倒す
猫を撫でているときに、耳を横にペターッと倒すのは、気持ち良くてリラックスしているサインでもあるのですが、極端に耳を後ろに反らせていれば、怒りや拒否のサインになります。
耳の反りが大きいほど気持ちが強く、これ以上ないほど耳を反らせているときは、かなりイライラしているということです。
猫とスキンシップしているときにこうなったら、「もうやめて」と思っていますので、猫を一旦開放してあげましょう。
止めずに触っていると、猫パンチをくらってしまいますよ。
⑤見つめてくる
猫に見つめられると、「好かれているのかな」と思ってしまいますよね。
実はこれ、不満を訴えているのかもしれません。
確かに、遊んでほしいときやかまってほしいとき、おねだりしているときも見つめてきますが、そんなときの猫の目は期待でらんらんと輝いています。
しかしそんな視線とは違い、ちょっぴりじとーっとした視線を感じるとき、それは明らかに不満を感じているサインです。
「ごはんまだなの?」「トイレが汚れてるんだけど…」と遠目からジーッと抗議してくることも。
また、猫の視線に気づいて振り向くと、「不満だよお!」と鳴きだす猫もいます。
トイレは素早く掃除しなければなりませんが、あまりわがままにつき合い過ぎず、必要な範囲で要求にこたえてあげたいですね。
⑥のどをゴロゴロ鳴らす
猫がのどをゴロゴロ鳴らすのは、リラックスしていて幸せな気分でいるとき、というイメージがありますよね。
ところがこのゴロゴロ音は、怒っているときにも鳴らすのです。
怒っているときのゴロゴロ音は、普段のゴロゴロ音に比べて高く、差し迫った音になります。
例えば、「なでてほしい」「ごはんがほしい」などの要求をしているときにこの音が聞かれます。
人間の赤ちゃんの声と同じ周波数のため、「なんとかしてあげなきゃ」と反応しやすいのだとか。
高い音でのどを鳴らしながらごはん皿の前にいたり、見つめてきたりするときは、何か不満を訴えていると思っていいでしょう。
⑦じっと動かなくなる
猫がテレビやパソコンの正面にドサッと陣取って動かない…
出かけようとすると膝の上に乗ってきて、がんとして動かない…
そんなことはありませんか?
これは、猫が「こっちを向いてほしい」「どこにも行かないでほしい」と、自分に注意を向けてほしいというアピールをしています。
猫も少し寂しい思いをしているようですので、このかわいいアピールにできる限りこたえてあげましょうね。
猫を怒らせてしまったらどうしたらいい?
猫がイライラしているときは、そっとしておくのが一番ですが、かわいくてついかまい過ぎてしまうこともあるでしょう。
しかしそれが猫にとって大きなストレスになることもありますので、猫にとって何が嫌なことかを知り、適切なコミュニケーションを心がけたいですね。
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