甘えん坊の猫はかわいいですが、度を超すとちょっと気をつけた方が良いかもしれません。
今回は、飼い主への依存度が高い猫の行動をチェックしてみましょう。
その原因や対策もご紹介しますね。
飼い主に依存しすぎている猫の行動 9つのチェックリスト
チェック① 飼い主の後をついてくる
飼い主が移動すると猫も移動する。
一見ほほえましい光景ですが、お風呂やトイレにまでついてくるのはちょっと考えものですね。
用もないのに足元をまとわりつくようについてくるのであれば、注意信号かもしれません。
チェック② お出迎えやお見送りが激しい
飼い主が外出するときに噛んだり、何度も鳴いて引き止めようとすることはありませんか?
また、帰宅時の歓迎が熱烈過ぎることはありませんか?
あまりに激しいと依存しすぎな傾向です。
チェック③ 人の姿が見えなくなると落ち着きがなくなる
飼い主の姿が見えないとウロウロしたり、「アオーン」と鳴いたりしませんか?
飼い主が離れて不安な気持ちを発散しようとしています。
チェック④ 目が合うまでジッと見つめる
何だか視線を感じると思ったら猫にジーッと見つめられてた…
嬉しいですが、飼い主が気づくまで見つめているのは、常にそばにいないと不安や不満を感じてしまうのかもしれません。
チェック⑤ 攻撃的になる
物を落として壊したり、家具やインテリアに傷をつけたりと、ストレスを発散するように暴れ回ることはありませんか?
飼い主に攻撃をすることもありますので要注意です。
チェック⑥ 視界に割り込んでニャーニャー鳴く
人が見ているパソコンの画面やテレビなどの間にがっつりと陣取られることはありませんか?
その上ニャーニャーと鳴き続けて、、、たまにならかわいいですが、いつもいつもこうだと困ってしまいますよね。
チェック⑦ グルーミングが過剰
グルーミングのし過ぎでハゲてしまったりしていませんか?
飼い主と離れたストレスで過剰に毛づくろいをすることもあります。
チェック⑧ 留守番中に粗相をする
本来トイレ以外の場所で用を足すことのない猫が粗相をするようになったら、分離不安の症状がひどくなっています。
飼い主と離れたストレスから、ダメと分かっていても粗相をしてしまうのです。
チェック⑨ 留守番中にフードを食べない、排泄しない
逆に、飼い主がいない不安から排泄をしないこともあります。
ストレスで食欲がなくなり、フードを食べないことも。
これも分離不安の症状が進行していることが考えられます。
猫の分離不安とその原因
猫は本来、ある程度の年齢になると、母猫が自分のテリトリーから追い出したり、子猫を置いて移動したりします。
しかし、人と暮らす猫は一生親離れする必要がないありません。
そのため、いつもそばにいるはずの飼い主がいなくなると、不安になってどうしたら良いか分からなくなり、問題行動を起こしてしまいます。
分離不安になりやすいのはどんなとき?
幼いころから症状を見せる子もいますが、
例えば
①飼い主が結婚したり子どもができたりして、猫との接し方が変化したとき。
②長期連休でずっと猫と過ごしていたのに仕事が再開し、日常生活のリズムが狂ったとき。
③猫が病気をしていつも以上にかまいすぎた後
④猫が高齢になって今まで以上に人を頼るようになったとき。
そんなときに発症することがあります。
【対処法】分離不安を予防しよう
①おひとりさま時間を充実させよう
猫が飼い主に依存しているなと感じたら、徐々に自立させてあげましょう。
室内での生活は刺激が少なくなりがちですので、
部屋で一人遊びができるおもちゃや
上下運動ができるキャットタワー、
そして外からの刺激が受けられるよう、窓辺にハンモックなどを置いてあげましょう。
②一緒に遊んでストレス解消しよう
毎日少しの時間でもいいのできちんと向き合って思いっきり遊びましょう。
猫じゃらしなどで猫を走り回らせると運動によるストレス解消にもなります。
③過剰に叱らないで
猫は犬と違い、叱ってしつけることはできません。
物を壊されたり粗相をしたりしても、淡々と片づけましょう。
その場で注意しないで後から叱られても、何を叱られているか分かりませんし、叱られることで反省の気持ちより飼い主への恐怖が勝ってしまいます。
恐怖心を感じることでさらにストレスがたまることもあるでしょう。
猫とのほど良い関係を目指して
猫が飼い主に依存しすぎるようになると、中毒のようになってしまいます。
猫に好かれるのは嬉しいですが、あまりにベッタリな関係はお互いのためになりません。
ほど良い距離感で過ごして、飼い主がいなくても安心して暮らせる環境を整えてあげるのも飼い主の務めなのですね。
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