我が家のキジ白猫、元保護猫の「もみじ」です。
キジ白猫は日本で8番目に多い猫の柄だそうです。
多いのか少ないのか中途半端ですが…
今回は、そんなキジ白猫の特徴や性格、飼い方のコツまでご紹介します!
キジ白ってどんな猫?
①キジトラと白のミックス
トラ猫は日本猫に多く見られる柄ですが、その中でもキジトラ柄は日本で最も多く、そのキジトラ柄に白い毛の部分がある子を「キジトラ白」略して「キジ白」と呼びます。
それではキジトラとはどんな柄でしょうか?
キジトラ柄とは茶色ベースに黒のしましま模様のことです。
鳥のキジに似ていることからそう呼ばれています。
そしてキジ白は、キジトラ柄に白が入っていることもあれば、白ベースにキジトラ柄が混ざっていることもあります。
人によってはキジ柄が多い場合を「キジ白」と呼び、白い部分が多いと「白キジ」と呼ぶこともあります。
②キジ白の柄の出方
キジトラ部分と白部分の柄の出方は様々で、豊富なバリエーションがあります。
同じキジ白でも数々のユニークな呼ばれ方があり、例えば足先だけが白い柄は靴下を履いているように見えることから、白色の範囲に応じて「白ソックス」「靴下」「白足袋」などと呼ばれます。
もみじの場合は右前脚が「白タイツ」、左前脚が「白足袋」というより「スニーカーソックス」くらい短いですね。
その他にマフラーを巻いているように首周りだけ白かったり、お腹だけ白いなどもありますが、額から八の字に白い毛が入る「ハチワレ」柄は縁起が良いとされ人気です。
③キジ白の目の色
生まれたばかりの猫の目は、どの毛色でも「キトンブルー」という青い色をしていますが、生後2ヶ月頃から個々の色が持つメラニン色素の影響で目の色が変化してきます。
猫の目の色はメラニン色素が少ないほどブルーに近く、メラニン色素が多いほどオレンジに近くなっていきます。
キジ白は白が入っているとはいえ、比較的キジトラのメラニン色素が多いと言えます。
そのため目の色は、外側がイエローやブラウンで内側がグリーンの「ヘーゼル」カラーや、
全体がオレンジに近い色であることが多いです。
④キジ白の鼻や肉球の色
鼻の色は一般的にピンクやこげ茶、ベージュがよく知られていますが、成長とともに変化したり気温の変化によって変わったりすることもあります。
もみじも子猫の時は黒かったのが今では黒縁で中心がベージュ色に変わっています。
面白いですね。
そして猫と言えばかわいい肉球ですが、肉球の色は毛の色によって決まると言われています。
キジトラと白を持っているキジ白の場合はピンクかこげ茶、もしくはピンクとこげ茶のミックスが多いようです。
もみじが黒に近いのは、毛色に白の割合が少ないためメラニン色素が多いのでしょうか…
⑤キジ白の額の柄
多くのキジ白には、額部分に黒色の「M」のような模様があります。
また目じりには黒いラインがある場合も多く、これを「クレオパトラライン」と呼びます。
クレオパトラのように顔のラインがオシャレでシャープに見えるんですね。
キジ白猫の基本性格
キジ白猫の性格には、元々の地模様である「キジトラ」猫の性格も出てきます。
またキジ柄が少なく白部分が多いと、メスは面倒見の良い性格に、オスはカラっと明るい性格になりやすいようです。
ではキジ白猫の基本的な性格とはどんな性格でしょうか?
①非常に強く賢い
キジ白猫は、警戒心の強いタイプと愛想の良い好奇心旺盛タイプがいると言われますが、これは相手によって見せる性格を分けているとも言われています。
賢いというよりあざといですね…
また我慢強く忍耐強い部分もあったり人間の行動をよく見ていて真似したりする賢さもあります。
②野性的で活発
キジトラのしま模様はイエネコの祖先と言われるリビアヤマネコと同じで、自然に溶け込んで隠れながら獲物に近づくことが可能です。
そのため野生の性質が残っており、狩猟本能が強いことから運動量も多く、活発に動き回ります。
日本猫によく見られる強い後ろ脚も持っています。
③慎重で用心深い
キジ白猫は、キジトラの性格の影響で、慎重で警戒心が強く用心深い傾向があります。
知らない人に対する警戒心は非常に強く、簡単に懐くことはありません。
慎重でよく観察し、慣れるのに時間がかかるのです。
もみじも知らない場所に行くと、ビビッてすぐに隠れようとします。
白い部分よりキジトラ柄が多い子は特にその傾向が強いようですね。
④心を許すと甘えん坊
ここまで気難しそうな性格ばかり出ましたが、実は心を許すととても甘えん坊になります。
ストーカーのように後をついて来たり、膝に乗ってきたりと、その甘えっぷりはかわいくてたまりません。
ザ・ツンデレといった性格ですね。
また、キジ白の中でも白色の割合が多いと、キジトラの持つ野生っぽさや警戒新が少なくなるため、人見知りせず懐きやすい傾向があるとか。
初めてキジ白を迎えるのであれば、白い部分が多い方が比較的飼いやすいかもしれませんね。
⑤長毛の場合はおっとり
もともと短毛種の猫が環境に順応して短毛から長毛になったのですが、長毛種の猫は寒冷地出身が多く、寒さや食べ物も飲み物も少ない環境で耐えていました。
そのため我慢強く、ちょっとしたことでは動じないおっとりした性格になったようです。
キジ白猫の飼い方のコツ
①安心できる環境を整える
キジ白猫は警戒心が強いという特徴を踏まえ、まずは安心できる環境を整える必要があります。
すぐに身を隠すことができその子にとって安全と思えるような、狭くて暗くて静かな場所があるといいですね。
また、周りを見渡せる高い場所も好むので用意してあげましょう。
②活発に動き回れる場所を準備する
キジ白猫は活発で運動神経が良いため、キャットタワーやキャットウォークがあれば上下運動を楽しむことができます。
また狩猟本能を満たしてあげるため、猫じゃらしなどのおもちゃも気に入るものを探しましょう。
一緒に遊んであげることで、猫のストレス発散や信頼関係の構築にもなりますよ。
③無理に抱っこしない
キジ白猫は抱っこが苦手な子が多いです。
無理矢理抱っこしようとするとストレスになります。
たとえよく懐いていても、嫌がっている様子があればすぐに止めましょう。
また、猫は自分のペースを大事にしているので無理に構いすぎず、その子のペースに合わせてあげましょうね。
④病気に注意する
キジトラ柄の猫は比較的丈夫と言われますが、基本的に猫がかかりやすい、腎臓や泌尿器系の病気には注意が必要です。
いつでも新鮮な水が飲めるようにして、良質なフードや定期的な検診などに心がけましょう。
まとめ
猫を迎えるときには基本的にどのような性格なのか知っておけば、心構えができます。
とはいえ、性格には個体差もありますので、実際はその子に応じて柔軟に対応するのが一番重要ですね。
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