「猫には健康で長生きしてほしい!」
「ずーっと一緒にいたい!」
そう思ったら、大切な猫に長生きしてもらう方法を、チェックしてみましょう!
猫に長生きしてもらう10の方法
①完全室内飼いをする
完全室内飼いの猫は、平均16年も生きるのに対し、野良猫の平均寿命はわずか3~4年だそうです。
そして、外にも家にも自由に行き来できる猫の場合は、平均14年と、完全室内飼いより短くなります。
自由に行き来できる方が、ストレスが溜まらなくて長生きできるんじゃないの?という考え方もありますが、家の外には他のネコや動物、車、ウイルス、ノミなど、危険がいっぱいです。
猫の性格にもよりますが、家の中だけでも日の当たる場所は高いところ、暗くて狭いところなど、居心地の良いスペースがあれば、猫にとって過ごしやすく、ストレスを感じることもないでしょう。
②食べるものに気をつける
まず、するべきでないのは、人間の食べ物を食べさせてしまうこと。
よく与えがちなちくわやかまぼこなども、食べてすぐ死ぬようなことはありませんが、猫が食べるには塩分や糖分が多いです。
そのため、猫の健康を徐々に侵し、病気のきっかけとなってしまいます。
猫に日常的にあげるフードは、「総合栄養食」と記載されたキャットフードがベストです。
「一般食」と書かれたおやつなどは、栄養が偏ってしまうのであげすぎ注意ですよ。
そして、年齢に合ったフードを選ぶことも大事ですね。
フードは、成長期の子猫用やシニア期の老猫用など、それぞれの年齢に合わせた栄養構成になっています。
また、「もっとちょうだい!」という可愛いおねだりに負けて、欲しがる分だけあげてしまうと、肥満になり様々な病気にかかるリスクが高まります。
適正な食事量を管理し、正常体型を維持したいですね。
③清潔な環境を保つ
猫はきれい好きな生き物なので、不潔な環境で生活するとストレスになったり、病気になりやすくなったりします。
お部屋はもちろん、猫トイレやお皿なども清潔に保ちましょう。
特に、トイレを汚れたままにしておくと、おしっこを我慢し、膀胱炎になることも。
また、お皿を洗っていないと、あごニキビの原因になったり、ごはんや水を口にしなくなったりして、猫の長生きにはつながらないでしょう。
清潔な環境にすることで、猫は快適に暮らせ、長生きに繋がるんですね。
④ストレスを溜めさせない
猫はしつこくされたり、大きな音を出されたりすると、ストレスを感じやすいです。
また、模様替えや引っ越しなどの環境の変化も苦手で、ストレスが溜まることにより下痢や嘔吐、食欲不振や夜鳴きなど、異常行動が見られることもあります。
できるだけストレスを溜めないように、一人で静かに過ごせるスペースがあるといいですね。
窓際にベッドを置いて、好きな時に外の景色を眺められるようにしておくのも良いようですよ。
⑤できるだけ運動をさせる
猫は室内で飼っていると、どうしても運動不足になりがちです。
ストレス発散や肥満予防のためにも、毎日10分でも遊んであげて、運動させてあげましょう。
また、できるだけ上下運動ができるように、キャットタワーやキャットウォークがあるといいですね。
人間同様に、体を動かすことが健康につながります。
⑥水分をしっかり摂ってもらう
猫は水分をしっかり摂らないと、腎臓の病気にかかりやすいです。
水をたくさん飲めば、腎臓にとって良いだけでなく、尿路結石の予防にもなります。
どうやって水分を摂ってもらうかというと、水飲み場を増やしたり、猫心をくすぐるような、水が流れる給水器を置いてみたりと、水を飲む環境を整えるのも一つです。
また、フードをドライフードだけでなく、水分のあるウェットフードも加えることで、食事からも水分を摂ることができます。
⑦スキンシップをとる
いつもお世話をしてくれて、一緒に過ごしてくれるあなたのことが、猫は大好きです。
そんなあなたにナデナデしてもらえれば、リラックス効果もあり、ストレスの発散に繋がるんです。
猫が触られて気持ちいいと感じるのは、一般的に頭や耳の後ろ、そして顔周りや首周りです。
そこをマッサージしてあげると、きっと猫も喜んでくれますよ。
また、病気などで体に異変があったときも、スキンシップによって早期発見できることもあります。
「どこか痛くないかな?」「今日の調子はどうかな?」と考えながら、日頃のコミュニケーションをとると良いですね。
⑧温度は適温に
夏はエアコンで涼しくしたり、冬は暖房で暖かくするなど、温度調節はされていると思いますが、人間の基準になってしまっていませんか?
猫が快適で過ごしやすいと感じる温度は、25~28℃くらいと言われますが、エアコンの温度を下げるときなどは、潜れる毛布やベッド、日の当たる場所など、猫が冷えると感じた場合に温まれる場所も用意してあげたいですね。
また、外出中も部屋の中を適温が保てるようにしてあげましょうね。
⑨ケガに気をつける
自宅だから安全だと思ってしまいがちですが、家の中でおもちゃの紐を誤飲してしまったり、高いところから割れ物を落としてしまって、その破片でケガをしてしまったりと、事故の危険性はあります。
飼い主の目の届かないときは、おもちゃをしまっておく、猫の手の届く場所に割れ物を置かない、危険な場所には入れないようにする、などの対策が必要です。
また、老猫の場合は、少しの段差でも落下して骨折したり、関節痛を患ったりしますので、シニア期に入るとトイレの場所やご飯の場所、寝る場所はバリアフリーを心がけたいですね。
猫の健康に関して年齢別に気をつけることは、こちら👇の記事でご紹介しています。
⑩定期健診を受ける
猫の長生きのためには、定期健診を受けることが勧められています。
猫は人間と違って、体調不良を自ら訴えることができません。
そして、猫の習性として、体に感じる痛みや不快感をギリギリまで我慢し、隠して生活することが多いです。
そのため、猫に長生きをさせたくても、気がついたときにはすでに悪化してしまっている状態のことも、実は少なくないようです。
そうなってしまってから、「もっと早くに気づいてあげれば…」と後悔したくありませんよね。
そうならないためにも、6歳を過ぎた頃からは、年に1回は定期検診を受けた方が良さそうです。
さらに老猫になると、半年に1回が適度だと言われています。
長生きな猫とは?
①何歳くらいまで生きる?
最近では猫の寿命もどんどん延びていて、15年を超えることは珍しくありません。
今の長生きな猫は、20年以上生きることも多いです。
②長生きな猫が増えた理由
昔は、猫の平均寿命は10年以下だったそうです。
ここまで長生きできるようになったのは、完全室内飼いが増えたこと、フードの良質化や動物医療の発達などのおかげと考えられています。
③長生きな猫の特徴
長生きな猫が完全室内飼いであることは、すでにお分かりでしょうが、他にも猫種や性別などにも寿命に差が出ると言われています。
詳しくは、こちら👇の記事でご紹介していますよ。
目指せご長寿! (動画で観る)
それでは、私たちで猫の平均寿命を、もっともっと延ばしていきましょう!
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